センチメンタル通信

ひとりぼっちのビジュアル・リサーチ

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023.0530

2023.0530 ひどく寝静まったニューとはもういうべきではないニュータウンの片隅で、内なるおれが半ば暴走的に思い立ち、セルフ断髪。昨年の夏にも同様に至ったが、今回は涙が出なかった。サムライや力士をやめるかのような感覚にどこかちいさくも救われてき…

2023.0529

2023.0529 世界が最近再び三度ぼくに厳しい。清潔なものとの交流はプラスチック・ワードで行われ、互いに理解したような気持ちになり、胸にざらつきが残る。じっと雨音に耳を澄ませながら、きみがぼくのうちから去ってくれるのを待つ。ある文学者にとっては…

2023.0528

2023.0528 週末は我が邸宅に帰りたくない。そもそも我が物でなどなく、完全なる牢獄、サナトリウムのようだからだ。過去の奴隷になるくらいしか暇つぶしがなく、ひとりぼっちメディアで繊細報道を垂れ流して夜が過ぎていく。基本的に誰にも関わりたくはない…

2023.0526-0527

2023.0526 守られた庭より、雑草が生い茂った空き地の方が好みである。好みであるというより、落ち着く。前者は遠目から見ているうちにはとても心地が良く映るが、近づくにつれて恐怖が増す(壊してはいけない、この景観の一部に相応しくないなど無駄なこと…

2023.0518-0525

2023.0518 インターネットの海などというが、俺の中ではため池である。類似品から淀んでしまって何色かもわからなくなった記憶を思いかえさせられる。今日は2012年の”熱くなるドリンク”パーティ。商品の効果検証までついていたのだから驚きだ。いまやマルチ…

2023.0516-0517

2023.0516 予想通り信じられない憂鬱に苛まれ、引きこもり再発。陽射しに胸が焦がされ、立ち上がれない。また逆戻りを半ば悲しくも期待。種を蒔いたルッコラの芽が出ている。2018年から常に感じているが、誰かや何かを育てる立場は難しい。 2023.0517 恋のレ…

2023.0512-0515

2023.0512 喪失の隅で頬杖をつきながら窓の外を見る。休み時間の喪失は騒がしく、ヘッドホンで耳を塞ぐ。日直がきみとであったらよかったけれどそうもうまくはいかないので、一人で日誌を書いてみる。立て付けの悪い扉がひらき、通り雨が止んだように喪失が…

2023.0511

2023.0511 現在おれは広く知られる自称天才詩人な訳だが、どうにかして過去に戻りたい病に苛まれている。が、一般社会ではこうした事情は残念ながら認知がされていない。周りとおれの擬態能力&テクニックの高さを恨んじまうぜ...やれやれ。と、ひとりつぶや…

2023.0509-0510

2023.0509 つまらないと思ってるおれがつまらないと思ってるおれがつまらないと思ってるおれがつまらないと思ってるおれが。支配されていた方が楽勝!(身代わりになる方が楽勝?)おれがつまらないと思ってるおれがつまらないと思ってるおれがつまらないと思…

2023.0504-0508

2023.0504 山籠りから下山。最寄駅は夜中に帰ってくると飲めるところが笑笑くらいしかない。笑笑に最後に行ったのは多分2015年だった気がする。(いや、坐・和民だったか?あのころ最も仲がよく坐・和民を「ザワタ」と略していたひとつ年上の友人とはもう連絡…

2023.0502-0503

2023.0502 我が身体はあらゆる悩みのカスタマーセンター、ゴールデンウィークも担当できちゃう。そして都市部から中山間地域はじめどこまでも保証範囲対象なんだから驚き。もうワンステップ行かないと優しい保険屋のままなわけですが、それもあり?閉まりか…

2023.0430-0501

2023.0430 親知らずを抜歯すると、とても良いことがあったので、約1週間ぶりに飲酒。(抜歯後はダメと言われたが、ダメなことに飛び込む悪い癖が出た。)最寄りは飲み屋など一切ないので、4駅ほど先の下町へ行き、ふらっと入ったバーで思い出のアランを飲み…

2023.0424-0429

2023.0424 新幹線に乗り過ごした俺は半休を取得してしまった。 新幹線に対する乗り過ごしのハードルが低くなったのはいつからだろうか。 思い返してみると2018年あたりからで、不遇の時期スタートとセットになっていることから、ゆるやかな絶望との邂逅を図…

2023.0422-0423

2023.0422 プロジェクトの合宿、半ばであるが良い時間だ。(非常に酔っ払って書いた文を修正。) ひとりぼっち万歳政権が与党だったので、合宿は学部以降避け続けていた。(正直に話せば、万歳せざるを得なかっただけの人間性であった。) 共食などもそうだが、…

2023.0420-0421

2023.0420 勤務先の大学にもピに車で送ってもらう存在を発見して歓喜。 2016年江古田にいた頃にはよくそうした光景を目にして行き場のない感情が湧いたりした。 プラクティスの必要が無くなったのに、しがんでしまうものやふと繰り返し思い返してしまうこと…

2023.0418-0419

2023.0418 現在わたしは博士後期課程に在籍しており、今年度で4年目である。 別の領域へのシフトチェンジであったため入学した2020年度からこれまではひたすらに足りない業績を埋めるように活動していた。 平たく言えばビジュアルデータでの他者の観察を通じ…

2023.4.17

人生は運が7割ということばがあるが、俺はあまり信用できない時がこれまでの経験から導くと圧倒的に多い。 過信しているわけではないが、ひたすらに気を使い続けた(続けている)自覚があるからだ。(この自覚に苛まれるたび、2005年の中一の頃に区の選抜になり…

2023.0414-0416

2023.0414 4月から本格的に茨城でのプロジェクトを動かす必要がある中で、茨城行きの飛行機がある空港のある神戸に住めるようになったことは奇跡的なことのように思う。 2020年までは東北関東圏での生活・活動が長かったので新幹線シンパであったが、これか…

2023.0411-0413

20230411 恋愛は所有ではない、すれ違いを知るやさしい修行だ、などと、あるニュースを通じて考えていると、あっという間に神戸市民になりかけていた。 神戸市は市役所はじめ、電車などの公共性の高いものについては合理的配慮が多くみられ、デザインにも力…

2023.0408-0410

202030408 副担当という形ではあるが、始めて授業に参加した。 TAの院生によると勤務先の大学は真面目かつ基礎学力が高い人たちが比較的多く入学するところらしく、確かにと感じた。 帰り際にキャンパス内でこっそり育てているというキノコをもらった。 ぼく…

2023.0403-0407

20230403 ついに端くれではあるが、大学の教員になった。 2014年からの兼ねてからの目標であったのにも関わらず、曇りが明らかに晴れていない感覚があるので、所在を明らかにするためにセンチメンタルな通信を開始する。 新居の集合住宅の匂いが2017年4月に…