2023.0418-0419
2023.0418
現在わたしは博士後期課程に在籍しており、今年度で4年目である。
別の領域へのシフトチェンジであったため入学した2020年度からこれまではひたすらに足りない業績を埋めるように活動していた。
平たく言えばビジュアルデータでの他者の観察を通じた詩作なのだが(全く平たくなくて恥ずかしい)、最近になってようやく自分自身に働く自意識が原因ないしキーワードになるべきなのではないか、と考えるようになっている。
なぜなら他者への圧倒的な関心や共感ないし共鳴は、自分自身の過剰さによって成り立っているのではないか、と仮説を立てる必要を感じたからだ。
二つのかけ離れたように見えるものを繋ぐものを物質としていたが、ひょっとしたら身体性なのかもしれない。(などと研究ノートにまだまとめきれない部分を、大学コーヒーを飲みながら最近は日々考えている。)
2023.0419
ぼくは先生/先人らしく振る舞うことがあまり好きではないため、しばしば突っかかられたりするが、あまり気に留めたことがない。
自分が積極的な行為者の時には、注目ないし注意を向けてもらいたいとは思うものの、基本は聞き側にいることが基本だ。(相手の気持ちをわかるためにはじめたが、結局は自意識過剰な共感に過ぎない気も最近はしている。)
自意識はどこからきている?と思案しながら、またも小さな逸脱の夜。
ぼくが先生になったから話しかけ、ぼくが大股であるくとキャバクラのキャッチにあい、ぼくが対局に擬態すると見知らぬ中年に金銭交渉をされる。(はじめからある人の中の絡まりを見抜けるようになりたい。)
おれはキングはもちろんクイーンにもなれないのだと、すれ違う銀色のミュールに2012年の君を透過しながら反芻した。(目を閉じるとたくさんのRGBのかけらがやってくる。)